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武満の名演:フランス人と日本の心

ドビュッシー:クラリネットのための第1狂詩曲
武満 徹:カトレーンII
メシアン:世の終わりのための四重奏曲

ポール・メイエ(クラリネット) / エリック・ル・サージュ(ピアノ) / 矢部達哉(ヴァイオリン) / 向山佳絵子(チェロ)

を聴いてきました。メシアンがメインの演奏会にも関わらず、最も印象に残ったのはカトレーンでした。カトレーンはピーター・ゼルキン+ストルツマンらの四重奏TASHIのためにかかれたものです。TASHIの演奏のみがCD化されていますが、私はあまり感心しませんでした。甘すぎると思いました(演歌調)。自分は武満をあまり好きではないのです。何というか、何でそんなに泣かないといけないのだろうと思ってしまうことが多いのです。

しかし、この演奏は、歌いすぎることなく、非常に抑制された日本の美意識を感じさせるものでした。そして、よく指摘されるドビュッシーの影響よりも、むしろ、ウェーベルンやケージの影響を感じさせるものでした。

これを普段非常にソリスティックな演奏をする、フランス人であるメイエがやってくれたことに大変な意義があると思います。彼は日本の美意識を正しく理解していました。録音がされることが期待されますが、今日日の不況のおりではなかなか難しいかと思います。


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