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共産主義としてのニューディール

アメリカ大恐慌—「忘れられた人々」の物語(上)

アミティ・シュレーズ

エヌティティ出版


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最近、ややはやりの大恐慌本の上巻を読んだ。我々が中・高校生のころは、TVAは成功例として教えられたものだ。今から思うにそれは左よりの教科書ということなのだろう。この本では、ニューディール政策が共産主義の影響を大きく受けていること、政策はかなり迷走したこと、実際はそれほどうまくいっていなかったこと、等を示している。WSJやFT誌で執筆するような人であるから、社会主義的なものに対する否定のバイアスはかかっているかもしれないが、今の目から見るとおそらくそれなりに妥当な見方なのだろう。現在のアメリカや日本の政策はニューディールの失敗に学んでいない、ということはできるかもしれない。


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