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音楽演奏における老化とは?

先日の急ぐ・・・というエントリに関連して思い出したことだが・・・
自分はもう40を過ぎてしまったが、若いときには40になるなんて想像もできなかった。年を取ったらどうなるんだろうと心配していた。きっと楽器が吹けなくなるんじゃないか・・・。私もそう思っていて、多くの人達もそう多分考えるのではないか・・・ということは、年を取ると、指が回らなくなる or 音がきれいに出せなくなる・・・という感じではないだろうか。特にテクニックが衰えるのではと心配になる。
しかし、自分がこれまで様々な団体に所属して、周りを観察して&同僚と話して思ったのは、老化というのは、意外とテクニックの衰えからは来ない。老化はどこから最初に来るかというと、テンポやリズムの乱れなのである。特に急ぎがちになることが多い。協調性を保って、演奏することができなくなる。音もテクニックも比較的ちゃんとしてても、崩れていくのである。当人には自覚はあまりない。これは結構怖いことだ。推測だが、老化というのは肉体的なものよりも、脳が最初にやられるのではないかと思う。
先日書いたように、自分は急ぐことに自分自身が気づかなくなってきている。これは老化現象の現れであり、やばい。でも、プロってあまりそうはならないみたいだから、何かコツがあるのかしら。


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