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アバドの幻想

“ベルリオーズ:幻想交響曲” (アバド(クラウディオ))

1983年の録音。広島の鐘の音を使っていることで当時話題になった。オケはシカゴ響。録音は確かに良く、自分には特に弦楽器が良く録れているという印象を持った(低弦のゴリゴリした感じ等)。金管は好みの分かれるところだとは思う。しかし、4・5楽章の金管は、好みの差はあれ評価できるのではないか。モダンで高性能な金管セクションが存分に能力を発揮している。

クラリネットはとても良いと思う。太い充実した音で吹いている。

幻想にフランスらしさを求める人には薦めないが、録音含めて、モダンな演奏の一つの頂点なのではないかと思った(これ以降はオリジナル楽器演奏も出てくるし)。


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