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ラインを聴いてみる

もう自分の演奏は終わっちゃったわけですが,本番前に演奏会対策にラインをいろいろ聴いてみました.クラリネットの出番は3楽章だけって感じですので,3楽章のみ聞き比べてみました.全体の響きの中にクラリネットが埋もれているような演奏が多いです.これは,オーケストレーション・録音,等の原因があると思います.全体にピッチ感のイマイチな演奏も見受けられます.Fgと合いにくいんでしょうか・・・.第二テーマ(?)の出てくる前のBへの上昇音型をいかにうまく決められるかが一つのポイントになります.さすがに皆だいたいうまくやってるようです.あとは最後の分散和音をいかに美しくできるか・・・.オススメは結局・・・サバリッシュか,クーベリックか・・・.つまらない結論だ・・・.あまりクラリネットとして図抜けた演奏はありませんでした.
(あと聴いてないのは,バーンスタイン/ウィーンフィルか・・・)
サバリッシュ/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団
全体の録音はすばらしく,弦など美しくとれている.クラリネットは柔らかくて丸めの音だが,多少線は細め.良い演奏.
バレンボイム/シカゴ交響楽団
これは意外にきらいじゃなかった.木管の響きは柔らかい.
ドホナーニ/クリーブランド管弦楽団
かなりテンポ速い.クラリネットは美しい.柔らかい音.全体のピッチ感はイマイチ.ファゴットとぴしっとあってはいない.
ガーディナー/オルケストル・レヴォリューショネル・エ・ロマンティーク
テンポは速め.弦・全体の響きはすっきりしていてちょっと新鮮なところもある.バランスもおもしろい.しかし,クラリネットは貧弱な感じ.あまりきちんと響かせていないような・・・18Cオケだともうちょっと違う響かせ方するような・・・.
クーベリック/バイエルン放送交響楽団
テンポのゆれは一番大きいか(歌っている).Bへのあがりは少しテンポを落として美しく決まっている.その次の弦の入りとかすごくうまい(指揮者の力).一般にはこれがいい演奏なのかなー.全体の響きは悪くない.クラリネットは美しい.
セル/クリーヴランド管弦楽団
期待していたが,録音がイマイチで響きがやや固い.ピッチ感がイマイチに聞こえるのは録音のせいが大きいと思う.
チェリビダッケ/ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団
激遅のクラリネット泣かせな演奏.でも遅くすればいいってものでもなくて,フレーズの一体感?のようなものが難しくなる.Bへの上がりはきれいに決まっている.この辺のdetailは遅さが生かされてる.
カラヤン/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
クラリネットは線が細い.全体にやや埋もれてる.ピッチ感はもう一つか・・・.


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