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数学者:C. Fefferman

ひさびさに数学の話題。Terence Taoのブログで知ったが、20世紀解析学の巨人Charles Feffermanの60歳記念の国際会議が開かれているそうだ(2009年5月4日〜8日)。彼の業績については、Steinが講演する。そのプレゼンのpdfがupされている。正直、まだ60歳だったんだという感じだ。彼が、H1-BMO dualityの論文を書いたのは確か1972年くらい・・・とすると23歳のときだ。如何に優秀であったか分かる(まあ数学には早熟な天才は多いが)。自分が数学を勉強していた1980年代も彼の影響は絶大で、その手法は多少計算力に頼って泥臭いが、Real variable methodとしていろいろな応用に向けて利用されていた。H1-BMO dualityとか感動したものだ(自分はその多変数への応用を研究していた)。彼らの仕事というのは、現在のwavelet理論にも生かされている。偉大な数学者である。


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