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ラフマニノフの交響曲と花輪高校

“ラフマニノフ:交響曲全集” (アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 アシュケナージ(ヴラディーミル))

安くなっていたので買ってみた。ラフマニノフは実はあまりちゃんと聞いていなくて、1番・3番は初めてCDを買った。演奏だが、全体にはやや荒っぽい(1>2>3の順で荒いか・・・)。しかし、何となく感情に流される感じの演奏は、ラフマニノフの雰囲気にはそれほど合わないわけではない。録音は残響多めでよさげな感じもするが、玄人うけするかどうかはわからない。

2番は久々にちゃんと聞いたが、やはり名曲なんだろう。構成力はあまりないが、音楽は豊かだ。3番はやや渋めで一般受けはしない感じだ。1番の全曲を初めて聞いたが、結構おもしろい。2番ほどの魅力はないかもしれないが、わかりやすいし、終楽章はなかなかかっこよい。2番の終楽章より好きだ。この1番の終楽章は昔々、秋田の花輪高校が吹奏楽コンクールの自由曲で演奏していて(全国大会金賞)よく聞いていた。その編曲前を初めて聞いたわけだが、その原曲と編曲のかなりの違いに驚いた。カットは相当に大胆だし、楽譜も結構変えていて、単なる編曲というよりも、一種の作曲に近くなっている。小林久仁郎恐るべしと思った。


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