“タッシ・プレイズ・モーツァルト~クラリネット五重奏曲&ピアノと木管のための五重奏曲(紙ジャケット仕様)” (タッシ)曲(紙ジャケット仕様)” (タッシ)
Tashiはメシアンの世の終わりの四重奏を演奏するのが、最初の目的で結成されたピアノのピーター・ゼルキンを中心とした4人のアンサンブルである。このころのピーター・ゼルキンはヒッピーっぽい格好で突っ張っていて(死語?)演奏はテンポ遅目で瞑想的な感じだった。メシアンはそんな感じがフィットしてとても良い演奏である。クラリネットは、ストルツマンである。彼はここでデビューした。
このCDだが、やはりやや遅めのテンポで演奏されている。二つの曲ともに、それほどすごい演奏というわけではなく、今となってみると、特に聞く理由はあまりないかもしれない。ストルツマンはまだこのころは彼の個性を完成していない感じだが、クラリネット五重奏ではその片鱗は見せている。