発表と同時に自宅と会社のノートに入れて、徐々に分かってきたので、最後に会社のメインマシンにインストールして、これでMacのLionへの移行は完了した。
Lionには登場前はかなり期待していたが、期待はずれという感じだ。ネットで絶賛してる人もいたようだけど、多分、それまでMacの機能を使いこなしていなかった人だろう。spacesやマルチタッチを使いこなしていたヘビーユーザーにとって、Lionは改悪した部分もあった。
最初に困ったのは、Reeder・Sparrowというマルチタッチが売りのアプリの使い勝手が悪くなってしまったことだ。これらのアプリは元々、3本指Swipeを記事のnext・previous・open・closeに割り当てていたが、Lionで作業領域の移動に上書きされたからである。これはちょっとしたカスタマイズでは元通りにならなかった。その後、バージョンアップもあり、BTT(BetterTouchTool)も組み合わせて、現在は普通に使えるようになっている。
また、「ナチュラル」スクロールもやっかいだった。ナチュラルにしたい場合としたくない場合があったからである。自分はLion登場前に、spacesの切り替えを既にナチュラルにしていたが、Lionのブラウザ画面等のスクロールのナチュラルは苦手だった。しかし、Lionではこれを区別できず、一括でしか設定できない。BTTによるカスタマイズでごまかしていたが、仕事でプレビューを使ってPDFファイルをプレゼンしたときに、スライド移動がナチュラルじゃないのが、とても使いにくかったので、そろそろあきらめて、全てのナチュラルを受け入れる決心をした(会社のメインマシンをすぐにLionにできなかったこともナチュラルに行けなかった原因である)。
しかし、Lionはこれから徐々に良くなると思われる。アプリ側も最初は混乱が見られたと思うが、徐々に改善している。例えば、ChromeはLionになって使い勝手が悪くなった気がしたが、最新の開発版では、フルスクリーン・Swipeによるページ遷移が正しく(?)実装されてSafariに近い使い勝手に進歩した(安定板にはまだ反映されていない)。