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NTTにみる職場の音楽のあり方

以前、NTT東日本吹奏楽団の演奏会をレポートしたが、先日、NTTフィルハーモニー管弦楽団の演奏会に行ってきた。この2つは同じ会社を母体にしているのにも関わらず、ちょっと対照的だと思ったので、その感想を書いてみる。

と、書き出したのにも関わらず、まず共通した点から。観客動員数がすごい。吹奏楽団は芸劇で、オケはトリフォニーだったが、両方とも満員に近かった。言ってみれば、職場のサークルにすぎないこれらの団体が、アマチュア演奏家としてはうらやましい限りの動員能力を持っているのだ。それは会社自体が大きいということもあるだろうが、彼らの活動がアクティブで、影響力を持っている証明でもある。

対照的に思ったのは、演奏についてである。ざっくり言ってしまうと、

・吹奏楽団:個の力の弱さを全体でカバー

・オーケストラ:個は力があるが全体がやや雑

ということなのだ。まあ、練習量の違いはあるだろう。吹奏楽団は、コンクール全国大会上位入賞の常連だけあって、厳しい練習を積んでいるようで、整然としており、学生の手本になりそうな演奏だった。しかし、編成は職場の苦しい事情もありそうで偏っていた。オーボエはいないし、ラッパが多めだったり。個人の実力にもばらつきがありそうだったが、全体の力でカバーしていた。それはそれで感動的である。

一方、オーケストラの個人のレベルは結構高く、メンバーがそろっている。アマオケとしては、エキストラの数はあまり多くなく、ほぼ職場の人間で調達している。それでこれだけ揃うのはすごいことである(チャイコでハープのエキストラを最初に立たせた指揮者の見識はどうかと思うけど)。特に弦楽器がこれだけそろわない市民アマオケは多いだろう。しかし、全体として見てみると演奏はやや雑で、特にチャイコフスキーの出来は良くなかったと思う。強奏で音が潰れた感じになる。いろいろと事情はありそうだが、練習不足は否めなかっただろう。

ざくっと言ってしまったが、細かく見ればいろいろなことはあるのでそんなに単純ではない(吹奏楽団の打楽器は私はあまり好きではないがきっと上手な部類なのだろう。吹奏楽団のクラリネットはアンサンブル全国で金賞とるくらいだからかなりの実力・・・などなど)。

だから何?ってこともあまりないのだが・・・


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