フランスの伝説的なクラリネット奏者(1880-1960)。確か、ストラビンスキーの3つの小品は彼に献呈されています。録音が残されています。大変ありがたいことです。 NHK-FMで歴史的なクラリネット奏者の特集をやったときに、ピエルネなどの小品を聞きました。うまいです。音が太め(というかB45あたりで吹いていそうというか・・・)で、フランスクラリネットの印象が変わりました(現代のフランスクラリネット奏者の層の厚さは彼から受け継いでいるのだと思います。)モーツァルトなどクラリネットの名曲の演奏を是非聴いてみたいものです。しかし、おそらくCD化されていません。私が持っている唯一の CDはニールセンの協奏曲ですが、これは1947年、つまりカユザック 67歳の録音です。さすがにこの年でこの曲はつらいです。ぼろぼろの演奏になっています。これを聴いてカユザックの実力を判断してほしくないなと思います。