さらば財務省!—官僚すべてを敵にした男の告白 高橋 洋一 講談社 このアイテムの詳細を見る |
またこのブログのテーマからはずれますが、夏休み中に読んだ本です。小泉政権の一連の構造改革の実務担当者として、官僚を敵に回して、こんなにがんばったんだぞ・・・という本です。保守的な官僚と対決する読み物としてはおもしろいのですが、実施する政策(例えば小さい政府)について、それが正しいということを、あまりきちんと書いてくれていない気がします。論理的に考えるとこうなるのだ、とは書いてあるのですが、あまり突っ込んでいないので(突っ込んで書いているとそれだけで本になってしまうかもしれませんが)納得感がイマイチないです。小泉・竹中路線のバイアスがかかってるんじゃないか、と感じます。