岩波書店のバブル検証の3部作をやっと読み終わりました。経済暗雲はここで紹介したので、残りの2つはこれです。
検証経済失政—誰が、何を、なぜ間違えたか 軽部 謙介,西野 智彦 岩波書店 このアイテムの詳細を見る |
検証 経済迷走—なぜ危機が続くのか 西野 智彦 岩波書店 このアイテムの詳細を見る |
バブル崩壊からの金融危機の裏側を知るのにはなかなかおもしろい作品です。大蔵省・日銀・政府がそれぞれの思惑を持って行動したのですが、不運もあり、日本の金融は弱体化し、大蔵省の力もなくなり、日本の構造自体が変わっていきます。その場面が登場人物の口で語られます。
アメリカは日本の金融危機を反面教師として、今の危機を切り抜けようとしているらしいです。はたしてどのように進んでいくのでしょうか・・・。