セイビング・ザ・サン—リップルウッドと新生銀行の誕生 ジリアン テット 日本経済新聞社 このアイテムの詳細を見る |
とてもおもしろく一気に読んでしまいました。著者は日本経済について非常に良く理解していて、今の目から見ても古くありません。長銀を通じてバブルの発生と崩壊を、そして、新生銀行を通じて金融庁の姿勢や外資参入の顛末を、非常に生々しく描いています。200を超えるインタビューに基づいており、スタンスも中立的であり説得力があると思います。
果たして、このころ(2002年ごろ)に比べて、日本の金融・経済は進歩したのか???。相変わらず問題を先送りする体質は変わっていないのではないか・・・。
amazonによると、現在、新刊は手に入らないようです(自分は図書館から借りた)が、中古は安く手に入るようです。