ナノテクブームで、量子力学に興味を持つ大学生が増加中
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ナノスケールでの量子力学は理解しやすい。そのため、これまで敬遠された量子力学に興味を持つ学部学生が増えてきた。
のだそうだ。悪い傾向ではない。しかし、
従来は東大でも東京理科大でも量子力学は大学院生が学ぶものだったのに対し、
だそうだ。工学部はともかく理学部に入って、量子力学もやらないで大学を卒業してしまうものなのだ。しかも東大でさえ・・・。残念な話だ。ちなみに自分は東北大だったが、大学一年でいきなり、量子化学を教えられた。数学で偏微分もならっていないのに、いきなり2階の偏微分方程式が出てきて面食らったものだ。ほとんどの学生が理解できていなかった。しかし、意図はわかる。化学は量子化学をベースとして理論構築されている(高校の化学ですら背景には量子化学がある)ので、変に遠回りするよりも最初にやってしまったほうがよいのだ。これはちょっと極端な例だろう。しかし、量子力学くらい大学でやっておきたいものだ。不確定性原理くらいでも知っておくと、物の見方が変わるものだ。