デニゾフはショスタコーヴィチの弟子なのだそうだ。彼のクラリネット作品集がブルンナーの演奏で出ていたので入手した。五重奏・協奏曲・三重奏(ピアノ・打楽器)の三曲である。結構バリバリな前衛という感じだ。ソ連崩壊直前に書かれた2曲(1987・1989)はともかく、1968年に書かれた曲については、共産党による批判はなかったのだろうか・・・。自分は、現代ソ連・ロシアの作曲家(グバイドゥーリナ・シュニトケ・ペルト・・・)はあまり好みではないが、デニゾフは割と好みだ。可能なら楽譜を入手してみたい。三重奏が一番おもしろいと思った。ブルンナーはうまい。
archive