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作者アーカイブ: ggszk

iPadからのテスト

BlogPressからの投稿。amazonレビュー機能はないみたい。。。
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モーツァルトの(ピアノとの)五重奏やります

on next Sunday…

横浜山手ヘフト祭

帰ってきたオシム(book review:「考えよ!」)

オシム元監督は脳梗塞で倒れて、日本サッカー代表監督を続けられなくなったが、不幸中の幸いで脳にはダメージがなく、監督業は無理としても、リハビリを続けながらサッカーに関わる仕事を再開している。この本は4月に出版された彼の最新の著書であり、南アフリカワールドカップの展望や、日本代表への提言等の最新の話題が彼自身の言葉によって語られており、とても興味深い。彼は監督をやめてからも、日本サッカーについての関心を失っておらず、中村(俊)vs本田や、日本のFwについて等、我々が興味ある話題に答えている。サッカーにおける「dicipline」の重要性を強く説いている。ひらめきや思いつきではなく、ルール・規律・秩序を持ってサッカーするという考え方だ。自分はサッカーには詳しくないので、彼が言うことが、どの程度一般的で、どの程度オリジナルであるかが、あまりわからないのだが、サッカー好きにも、そうでない人にも勧められる好著だと思う。あっという間に読み終わってしまうけど・・・

Tashiのモーツァルト

“タッシ・プレイズ・モーツァルト~クラリネット五重奏曲&ピアノと木管のための五重奏曲(紙ジャケット仕様)” (タッシ)曲(紙ジャケット仕様)” (タッシ)

Tashiはメシアンの世の終わりの四重奏を演奏するのが、最初の目的で結成されたピアノのピーター・ゼルキンを中心とした4人のアンサンブルである。このころのピーター・ゼルキンはヒッピーっぽい格好で突っ張っていて(死語?)演奏はテンポ遅目で瞑想的な感じだった。メシアンはそんな感じがフィットしてとても良い演奏である。クラリネットは、ストルツマンである。彼はここでデビューした。

このCDだが、やはりやや遅めのテンポで演奏されている。二つの曲ともに、それほどすごい演奏というわけではなく、今となってみると、特に聞く理由はあまりないかもしれない。ストルツマンはまだこのころは彼の個性を完成していない感じだが、クラリネット五重奏ではその片鱗は見せている。

プロコフィエフ:交響曲全集

“プロコフィエフ:交響曲全集” (ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団, シュミット(アンドレアス))

N響アワーで先日7番をやっていて、クラリネット的にはこれはちょっと聞いた方がいいかなと思って、全集を探してみた。結局横浜タワーで売っていた中で一番安かった、この小澤・ベルリンの演奏を購入した。

演奏は全体にあまり良いとは思えない。クラリネットは多分ライスターじゃないし、オーボエもコッホとはとても思えない。二軍(?)の演奏なのか、単にリハ不足なのか・・・。全体の中では良く聞く5番等よりも、3番や4番等のややモダンな感じの曲のほうが良く感じた。1番はもっと軽く美しくやったほうが良いし、7番も改善の余地があるように思う。録音された当時はプロコフィエフの録音は少なかったので、これで良かったのかもしれない。しかし、現代の耳で聞くと微妙な感じだ。

Spaendonckのソナチネ集

“Arnold, Bacri, Chevreuille, Horowitz, Martinu, Poot, Sancan: Sonatinas for clarinet & piano” (Fuga Libera)

ソナチネばっかり集めたというちょっと珍しいCD。Bacri・Chevreuille・PootはWorld premiere recordingsだそうである。まず、ジャケットの写真にびっくり。Spaendonckってこんなおじさんだっけ・・・。世代としてはモラゲスやメイエより下で、30台くらいと思っていたけど・・・単に髪の毛の問題かも。この中でクラリネット奏者に馴染みがあるのは、Martinuだろう。この曲はまとまっていて、素人にも解釈しやすく、適度に難しく、レッスンでも取り上げられることが多いだろう。

演奏は良いと思う。フォルテはフランスらしいかなり明るい感じで吹くが、ppの感じは美しい。

フィストゥラーリの白鳥湖

“Tchaikovsky: Swan Lake [Highlights] [Australia]” (Tchaikovsky, Fistoulari, Concertgebouw Orch)

先日、戸塚市民オケの白鳥の湖を聞いてから、白鳥の湖にはまっている。手元にあったプレヴィン版があまり満足できなかったので、これを購入した。これは1961録音の古い演奏で、LP時代の名盤と呼ばれていたものだそうだ。オケはコンセルトヘボウ管である。古いが録音は結構良く、この時期としてはほぼベストと思われる。バランス良いし、個々の楽器の音もきれいにとれている。ただプレヴィン版に比べるとやや弦の厚みを薄く感じる。演奏は名演と言われたのは何となく納得できる。端正で美しい感じの演奏だ。それに比べるとプレヴィン版はアバウトな感じは否めない。しかし、管楽器奏者の観点からすると、オーボエ・クラリネットのオールドスタイルな軽い感じはがっかりする。ちなみにプレヴィン版もオーボエはあまり良いとは思えず、白鳥湖というオーボエの代表曲でどの演奏を聞けばいいんだ・・・という気分になる。

このCDはバレエからの抜粋版である。白鳥湖には組曲もあるが、感動のラストを欠いているというトンデモなもので、アマオケで演奏する場合は抜粋版のケースが多い。CD化も同じ悩みがある。このCDはLPになるときに1枚で収まるように選曲されたのだろう。第1幕の有名なワルツではリピートがカットされていてかなりがっかりする。バレエを全曲収録するとCD二枚となる。しかし、バレエを音楽だけ聞くと結構退屈な箇所もある。まあ、今はPCで音楽聞く時代だから全曲買って好きな曲だけ自分で抜粋して自分だけの抜粋版で聞くというのが正解かもしれない。

第621回定期終了

演奏会終りました。10年ぶりのブラ1トップでした。出来はまあまあだったのですが、多少事故を起こしました。3楽章の主題提示後のソロで急いで伴奏と分離しました(アマオケではずれやすいところではある)・・・練習で遅れ気味だったので意識したらそうなってしまい・・・そういう反応はダメだと反省しました。最近そういうミスが増えているので注意しないと・・・。録音を聞きましたが、2楽章と3楽章の他のソロはそれほど悪くはありませんでした。ただ、やや音がくすむ(?)感じはありました。若干イメージどおりの音がでてません。これは今後ちょっと改善される予定。その辺の事情はまた別エントリで。

カフカ「城」

変身と並ぶカフカの代表作。城に呼ばれた「測量士」が、城に行こうとするが、いろいろな障害(?)にぶつかり近づくことができない。という状態が延々と続く、という未完の作品である。城は一種の官僚機構のように解釈されるときもあるが、確かにそういう感じはする。最初は珍しくておもしろいと思うが、文庫本で600ページあるからだんだんと飽きてくる。しかし、ストイックなまでに、この主人公と他の登場人物との間のダブルボケのようなやりとりが続く。読者のカタルシスを一切否定する。不思議な作品である。

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