次回の出番(第620回定期)
今回の出番は、ショパンの1stです。
2010年2月7日(日) 第620回定期 県立音楽堂 午後2時 | |||||||||||||||
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[From 平成21年度定期演奏会予定]
book review:「予告された殺人の記録」
しかし、読後感はあまりすっきりしない。花嫁が以前通じた相手は本当に被害者だったのか、ということは曖昧にされているし、「人の名誉のための殺人は肯定されるのか?」というテーマが含まれていて、倫理的な検討をするのかと思わせるが、結局あまりされない。
この本を読んだ多くの人は、実在の事件に基づいているということに感心をもったようだが、それは覗き的な見方というもので、純粋にこの文学を受容している態度ではない。よく出来ている作品だが、やや消化不良だった。
Appleのタブレット端末は「iPad」
米Appleは1月27日(現地時間)、米国サンフランシスコで開催した新製品発表イベントで、かねてからウワサとなっていたタブレット端末を発表した。名称は「iPad」。価格は499ドルから。
iPadは9.7型IPS液晶ディスプレイ(1024×768ドット表示、光沢パネル、LEDバックライト、視野角は上下/左右各178度)を搭載し、マルチタッチ入力に対応したタブレット型デバイス。CPUに1GHzで駆動する自社製のApple A4チップを採用し、メモリ容量別に16Gバイト/32Gバイト/64Gバイトの3モデルを用意する。ネットワーク機能は、IEEE802.11a/b/g/n対応の無線LANに加えて、Bluetooth 2.1+EDRを備えるほか、3G対応モデルもラインアップされる。iPhone 3GS同様 [From 価格は499ドルから:Appleのタブレット端末は「iPad」——9.7型IPSパネル搭載でWi-Fi/3G対応の6モデル – ITmedia +D PC USER]
感想を。。。
・1000ドルという予想も出ていたが、499ドル〜という妥当な価格で安心
・基本スペックはほぼ予想どおり
・iBooksはよさげだが、日本語書籍は?・・・このままでは日本語見捨てられそうな心配
・iWork9.99ドルを同時に出したのは良い。プレゼン目的で使えそうだ
・3G付きのほうがよいと思うが。日本ではどうなるのか・・・
・iPad+Apple keyboardでノートPC代わりに持ち運んでもよさげ(ソフトキーボードの出来にもよるけど)
世界の10大オーケストラ
持ち替えミス疑惑@N響第九
さて、年末と言えば第九、テレビで第九をお手軽に楽しむためには、大晦日のN響第九となります。自分はあまり見たことがなかったのですが、今年は録画してみました。
つらつらと見ていたのですが、第四楽章のマーチの出だしで、「あれっ」となりました。何かクラリネットの音が違うような気がします。録画してあったので、何回か繰り返して聴いてみました。すると2本のクラリネットのうちのどちらかが、(実音)dの音を吹くべきところをdesを吹いているようです。
これはクラリネットとしては、間違えようのない音であり、指使いです。と、ここでふと疑念が生じます。ここでは楽譜の指示に従うならば、A管からB管に持ち替える場所です。もし音を間違えるとして、一番可能性の高いのは、A管のままマーチの出だしを吹いたら音がdesになります。
ちなみに、最初の一発目の音以降は正しく吹かれていました。とっさに読替したのか(楽譜は単純なので読替は可能)・・・。推測にすぎませんが、謎は深まるばかりです(ありえないミスだとは思います。普通、持ち替え忘れたのなら隣が指摘するはずですし)。
小川道子さんのクラリネットコンサート
佳きものなり。: 2009/12/23『親子で楽しむクリスマスコンサート~クラリネットとピアノの午後』@大倉山記念館
私のMySpaceのフレンドに入れていただいている、クラリネット奏者である小川道子さんの親子向けのコンサートが大倉山であったので行ってきた。会場の大倉山記念館はとてもよい所で、大倉山の駅から歩いてすぐで、木々の中にある古い西洋館っぽい建物である。建物の中も少し明治か大正時代のような雰囲気を持っている。
今回のコンサートは、水曜コンサートという企画シリーズの一環であるが、休日ということもあり、多くの親子連れで賑わっていた。曲は、「きよしこの夜」「サンタが街にやってくる」等といった一般向けの曲から、チャールダーシュやゴリウォーグのケークウォークのようにクラリネットソロでは定番の曲に、最後はミヨーの協奏的二重奏曲を取り上げていた。
演奏は最初緊張が見られたが、徐々に調子が出てきたように思った。今どきな感じの幅のある音でクラリネットの魅力を子供たちに伝えていたのではないかと思う。ミヨーは良い曲で、多少思い切っているけれども、良い選択だと思った。観客にその良さが伝わっているといいなと思った。
ノヴェンバー・ステップス
昨日の名曲探偵アマデウス(衛星)で取り上げられた曲は、武満徹のノヴェンバー・ステップでした。名曲探偵アマデウスは、クラシックの名曲を取り上げ、名曲探偵天出臼夫がその謎を解き明かすというものです。ややコミカルな仕立てにはなっているものの、その内容は意外と本格的で、音楽をある程度知っている人間にとってもそれなりに勉強になることがあります。
これまでも、何度か優れた内容の回がありましたが、今回の武満もとてもよかったと思います。ノヴェンバー・ステップスは、彼の最も有名な曲だと思いますが、やや忘れられたのではないかと感じていました。一つの理由は、初演で尺八と琵琶のソロを担当し、その後何度も演奏することになった二人(横山勝也・鶴田錦史)に曲が大きく依存していたことと言われていました。しかし、ちゃんと曲は引き継がれていたのですね・・・。
取り上げられた技術としては、トーン・クラスター・ずれの利用・図形楽譜・邦楽器の音の特徴(ノイズ)・特殊奏法・タイトルに込められた思い、等等・・・。最初、メロディーやハーモニーのない音楽のように紹介されたので、大丈夫か?と思いましたが、全体としては充実した内容でした。
印象に残った単語としては「keep silence」。音楽の指示としてはあまり見ないものだと思いました(かっこよすぎです)。
演奏もよかったと思います。感動しました。
地上波で再放送されるかもしれません。興味のある方はどうぞ。
第九終わりました
第九演奏会終わりました。
全体の演奏は事故だらけで、聴きに来ていただいた皆様には大変申し訳なく思っているわけですが、自分個人としてはそれなりに満足できる出来でした。
今回の木管は現状のほぼベストメンバーで、大変楽しく吹くことができました。Fl・Ob・Fgのトップとはかなり密に連携がとれました。(オーディション等のない)普通のアマオケでちゃんと木管のトップにそれなりのメンバーがそろうのは結構難しく、JAOのような全国イベントでもどこか穴があったりするものです。
もちろんいろいろ傷はあったのですが、とりあえず楽しかったのでよかったと・・・。クラリネットとしては、3楽章にそのほとんどの労力が割かれます。クレシェンド後のBの音が低いというかなり致命的な失敗はあったのですが、ホールで撮った録音にはそれなりに音が入っていて安心しました。
プレ・コンサートのモーツァルト、ワーグナーのバスクラ、第九の1stとちょっと今までにないようなハードな出番でした。疲れました。