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自由の原点:アダム・スミス

アダム・スミス—『道徳感情論』と『国富論』の世界 (中公新書)

堂目 卓生

中央公論新社


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道徳感情論に結構な量が割かれている。アダム・スミスというと「見えざる手」という言葉が一人歩きしていて、弱肉強食の市場主義者というイメージが強いが、道徳感情論で主張されているのは、モラルの大事さである。経済的な自由はモラルの裏付けがあって、初めて万人に対して豊かさをもたらすのだ。低いモラルを持ったものが、搾取したり、規制することによって利益を得ようとすることを、本当の豊かさに繋がらないとして、彼は否定した。国富論が書かれたのは、1775年前後、アメリカ独立戦争のころだ。植民地主義全盛の中、彼は囲い込み経済を否定し、自由な貿易が豊かさをもたらすことを説いた。彼の理想は未だ実現していない。しかし、その理念は200年以上経つ今でも色あせることはない。

首長には賠償責任があるべきか?

リンク: asahi.com(朝日新聞社):首長の賠償責任、議会が「帳消し」相次ぐ 違法公金支出 – 社会.

こうした議会の姿勢に「住民訴訟の意義を失わせる行為だ」という批判が高まっている。

そうだが、今ひとつ釈然としない。まず、首長に賠償責任があるというのが、自分にとっては発見だ。首長がちゃんと仕事をしないと、クビになるだけではなくて、私財を投げ打って償わなければいけないわけだ。しかし、このケースは「市が条例で定めていなかった」のだから、過去の首長にも責任があるわけだし(きっと過去は見逃されていたのだろう)、そのとき、ちょうど首長だったからというだけで、賠償責任を負わされてしまうのは、少し気の毒ではないか。
賠償を請求する主体は議会なのだから、放棄というのは可能ではあるのだろう。しかし、対抗策としてあまりスマートなやり方ではないのは確かだ。一方、増加している住民訴訟は、首長の賠償責任を「悪用」するいやがらせのようにも思えるのだがどうだろう。

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公務員も自衛の時代? 賠償保険加入進む
だそうです。民間企業でいえば、株主代表訴訟に当たるそうです。そう言われればそうなのかな・・・

第593回定演:ショスタコービッチ「交響曲第5番」第1楽章より

過去の演奏(ソロ部分)を時々upします。podcastで配信できるようになりました(Nifty時代の話。現在はpodcastはなし)。そのテストを兼ねています。2年半前のタコ5の第1楽章のソロ。

マイヤー+アルバン・ベルクQのブラ5重奏

 /Clarinet Quintet  String Quintet.2: Alban Berg Q S.meyer(Cl) Schlichtig(Va) /Clarinet Quintet String Quintet.2: Alban Berg Q S.meyer(Cl) Schlichtig(Va)
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1998年、ウィーン・コンチェルトハウスでのライブ録音。ブラームスの五重奏のザビーネ・マイヤーによる録音は、若い頃のウィーン弦楽六重奏団員との以来2度目だ。全体的な完成度は、前回のほうが良いような気がするが、クラリネットの美しさは今回のほうが良いように思う(演奏・録音両面で)。また、伴奏は多少荒っぽく感じることがある。良くも悪くもライブ的か。
ザビーネ・マイヤーは多少人気が先行している感もあるが(多分、売れるんだろう)、やはり、優れた奏者だと思う。最近は教師としても実績をあげているようだが(ブリスとか)、教師として選ばれる理由はわかるような気がする。美しいが、表現力がある。表現のために多少崩れることを恐れないというか・・・。それは好みがわかれるかもしれないけど。ライスターやウラッハのように、基本崩さないというのが良い人もいるだろうから。

贈与税ゼロ化は富裕層への課税の抜け道にならないか?

リンク: asahi.com(朝日新聞社):住宅購入資金の贈与税ゼロ検討 首相 – 政治.
贈与税の存在意義というのは、相続税逃れを防止することだ。

「消費したと証明できるものに限り、年度を区切って贈与税を安くしたりゼロにしたりというアイデアを検討する」

とあるから、消費証明ということで、一定のタガははめられるが、例えば、贈与された財産を使って、土地やマンションに投資することを防ぐことはできるのだろうか?住宅の購入が、投資目的か、居住目的かも併せて証明する必要があるだろう(できるのかな・・・)。

デザインを変更

デザインを変えてみました。なかなか自分の好みのデザインはデフォルトでは提供されていないようですね。といって、カスタマイズする元気もないし・・・。引用が単なるインデントになるのがイヤなので、そうじゃないのを探しました。記事の時刻の表示の仕方もわかったので入れました。ブログパーツが右による問題が解決しました。
色があまり好きではありません。色は前のほうがよかったな・・・。

アナ★バン1時間スペシャル

アナ★バンは、フジテレビの「アナウンサーのアナウンサーによるアナウンサーのための番組」で、ようするにアナウンサーにいろいろやらせてみようという番組です(経費節減感もある)。
アナ★バン
年度末ということで普段は30分のところを、1時間スペシャルを今晩やります。遅いので見るのは難しいですが、録画することをお勧めします。
アナ★バン!1時間SP(gooテレビ番組)
3/30(月) 02:10 〜 03:10 フジテレビ
今回は、CDリリースが決まった、高島・中野アナによるユニット「early morning」の話題等があると思います。

自由とは?:ハイエクを読む

隷属への道 ハイエク全集 I-別巻 【新装版】

F.A. ハイエク

春秋社


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横浜ルミネの有隣堂にも平積みされていました。最近は、安易な「市場原理主義批判」が多くなっていますが、そういう風潮の中でも、「じゃあ自由や市場って何だろう」という疑問を持って、ハイエクにたどり着いている人がいるのだと思います。私もそういう一人になります。この本は第二次世界大戦中に書かれ、ハイエクも一般向けと言っているように、普通の人でも読みやすいものになっています。自由が人類の発展にとっていかに重要であったかということ。計画的経済が、いかに人間の意欲を奪い、それだけでなく経済的・政治的・思想的自由の全てを奪ってしまうかということ。経済の自由と政治の自由は切り離せないこと。社会主義はモラルを画一化し、独裁主義に陥ること・・・等が述べられています。

社会主義失敗の予言の書です。これが1940年前後に書かれたのはすごいことだと思います。

自由というものの大切さを痛感します。この本は自分にとって、思想的なコアになることだろうと思います。

gooブログアドバンスの解約に挑戦!

さて・・・ココログにも慣れたようなので、gooブログアドバンスは解約することにしました。で、解約方法を探してみても見つかりません。ググってみたら、相当にわかりにくい・・・ということがわかりました(参考URL1参考URL2)。そこで、トップページからいけるらしい、というヒントだけ見て、実際に自分で探せるかどうか挑戦してみました。
まずブログから行っても、見つかりません。そこで、BROBA(NTTレゾナントの画像配信サービス)に目を付けました。BROBAに行ったら解約方法があって、そこからgooIDにあるブログの解約ページに行くことができました。我ながら勘が良い。決済パスワードを二回要求されました(一回にしてほしい)。いざ解約ボタンを押そうとしたら、
「解約すると利用データは削除されます。解約の取り消しはできませんのでご注意ください。」
と出てきます。しかし、gooブログのマニュアルには、
「Q. gooブログアドバンスをやめた場合は、またgooブログを利用できますか?
 A. gooブログアドバンスを退会すると、gooブログ(無料版)のご利用となります」
と書いてあります。これは押すのにかなり勇気がいります。どちらが正しいのか・・・。しかし、ブログを利用できるが、過去のデータは消えるという解釈もできます。ここでgive upで、先人の知恵を借りることにします。参考URL1を見る限りでは、大丈夫のようです。参考URL2って、これ自分のパスワード忘れに逆ギレしてるだけじゃないか・・・愚行ってことはないだろ・・・レゾナントもいい迷惑だ・・・。
一応バックアップを取ります。でもバックアップって有料サービスだけだったような・・・。そうでした。バックアップとっても無料になったら戻せないな・・・と心配しましたが、実際とってみたら、ただのテキストファイル・・・これなら適当に復帰できるなと思い、安心して解約へ・・・
一日たって見てみたら、ちゃんと記事は残って、gooブログに戻っていました。めでたしめでたし。
多少わかりにくかったですが、まあできないことはありませんでしたね。

次回の出番(第614回横響定期演奏会)

次回は、ペレアスとレクイエムの両フォーレの1stです。ペレアスの(久々の)ソロにご期待ください!(レクイエムは1曲しか出番がない。けど多少目立ちます)。久々の音楽堂ですので、ご注意下さい。
平成21年度定期演奏会予定.
2009年4月22日(水) 第614回定期 県立音楽堂 午後7時
【合唱】
1. 交響曲 ハ長調 ビゼー
2. 組曲「ペレアスとメリザンド」 フォーレ
3. レクイエム フォーレ
独唱 ソプラノ 瀬尾美智子
   バリトン 多田 康芳
合唱 横響合唱団
指揮 甲賀 一宏

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